松松と松倉海斗くんに与えられた試練

松松こと松倉海斗くんと松田元太くんがTravis Japanに加入して約9か月が経った。私はSHOCK落ちの松倉担なんだけど、松倉くんがトラジャに加入してからというもの私の精神状態はこの上なく絶不調である。松松がトラジャに加入したのは間違いだっだのではないかと疑心暗鬼になっている自分がたまに顔を覗かせる。

100歩譲って元太くんは持ち前の素質で彼らが繰り広げるダンスパフォーマンスに肩を並べることができるだろうし、その秀でたコミュニケーション能力と最年少という年齢を武器にメンバーとも上手くやっていける気がする。まだまだ時間はかかるかもしれないけどこの先ファンの方にもトラジャの一員として心から認めてもらえる日もきっと来るのではないかと思っているのだけど、松倉くんにいたってはそもそも闘うフィールドが違う気がしてならない。決して松倉くんのダンスが下手だとは思わないけど彼らと並ぶとその差が歴然として浮かび上がる。そんな彼がダンスを武器としているグループに加入して双方に何のメリットがあるのか未だによくわからない。謎すぎる。

「松松が入ってからトラジャのダンスの質が落ちた」という声を毎日のように聞き、他のJr.担からも「今の体制になったトラジャに興味はない」と言われる始末でただただ悲しい。元太くんが「Travis Japanの夢が叶います」って絵馬に願掛けしただけで「お前が言うな」って言われる世界で生きている松松を見る日が来るなんて思わなかった。途中加入したメンバーは自分のグループの夢が叶うことさえも願っちゃいけないのかなって、正直そこまで毛嫌いされているとは思っていなかったので悲しみを通り越してちょっと怖くなった。もちろん、トラジャのファンみんながそうっていうわけじゃなくて優しく接してくれる方もたくさんいる。たくさんいるけど、松松が加入して初トラジャの現場でたまたま隣の席だった他担さんが松松のターンになった瞬間に座り始めて悪口を言いはじめたのにはさすがに応えました。あれ以降ちょっとしたトラウマになっていてサマパラも当選したはいいものの今は楽しみより怖さしかないです。

そんなこんなで日々あれこれ色々と考えているうちに松松がトラジャに加入してトラジャに還元できたことってもしかして今のところ何もない・・・?強いて挙げるのであれば、トラジャの年齢層が若干若返って如恵留くん曰くTravis幼稚園Japanと化して雰囲気が以前よりも明るくにぎやかになったくらい(らしい)であとは邪魔してるだけなのでは・・・?と思いはじめてきた。メンバーは松松が加入してトラジャの雰囲気が明るくにぎやかになったことを好意的に受け止めてくれているけど見方を変えれば締まりが悪くなったと言えることもできるし、このJr.デビュー大混戦状態を考えれば士気が下がることが懸念されると私は思っているんだけどファンの方はどう思っているのかな。

松倉くんはトラジャの足を引っ張らないようにあんなに一生懸命頑張ってるのに与えられたポジションで求められているパフォーマンスを発揮できない子はただのお荷物でしかないんだなあ、と現実の厳しさを目の当たりにしている。SHOCKで鍛え上げたその歌唱力も途中加入の分際じゃ歌唱要員としてでさえもそれなりのパートは与えてもらえない。悲しいけど想定内だし批判も覚悟の上でトラジャを選んだのは他の誰でもない松倉くんだしこの状況を打破できるのも他の誰でもない松倉くんだけでファンは松倉くんのことを信じるしかないのである。周りが心配してしまうくらいバカ真面目で人一倍責任感の強い松倉くんが選んだ道だからこそ私はトラジャの松倉くんを信じてるし応援したいしデビューしたトラジャを見たい。

こんなことをいうのもどうかと思うけど、そもそも松松はどういう形であれ松松で売れることを考えていて、ふたりだけじゃどうにもできない、ふたりだけでは限界がある、どこかのグループに入ることができたら・・・なんて考えていたことを情報過多すぎていつのインタビューか覚えてないけど松倉くんが明かしていた。私にとってこれは結構衝撃的な内容でありその反面現実的な松倉くんらしいなあ、と思ったりもした。松倉くんを知った当初は何にも考えていない天然でちょっと抜けてる子だと思っていたけど知っていくうちにとても現実的で冷静で論理的、自分の考えをしっかり持っている賢い子だと思うようになった。要するに松倉くんはグループを踏み台にしてあわよくば自分たちが売れることができればっていう考え方を少なくとも持っているわけで。そういう子がトラジャのようにメンバー編成を繰り返し歴史を積み上げてきたグループに途中加入して中途半端な気持ちでやっていたらちょっとしたところにそういう態度って自然と出ちゃうことだってあるだろうし、批判的な意見を言われてもおかしくないよなあと思う部分もある。トラジャに入った以上、松松が売れることを考える(今はどうか知らない)以前にトラジャに求められている水準をクリアしてからそういうことは考えてほしいし、ファンに言われなくてもちゃんと自覚してるだろうけどトラジャの松倉海斗であるという自覚をちゃんと持ってほしいなあと思う。

そして松倉くんが考えていたように、ふたりだけでは限界があると自分たちの力量を把握し現実から目を背けることなく自分たちが今おかれている状況をしっかりと理解し、どうすればこの状況を打破できるのか解決策まで筋道を立てて冷静に考え行動に移し与えられたチャンスをものにすることができる松倉くんには是非その頭の良さと行動力と運の良さをグループに還元してトラジャの進むべき道を見極める操縦士となってほしいなあと思っている。

6年前に9人で結成されたトラジャはこの数年の間でひとり抜け、またひとり抜けと2017年夏、最終的に残った川島如恵留、七五三掛龍也、吉澤閑也、中村海人宮近海斗の5人の中に松松が加わったのが今のトラジャであり、今のトラジャには去った4人の夢も詰め込まれている。残った5人は、“さぁ、これから!”という時に幾度となく繰り返すメンバーチェンジに悲しみや悔しさを抱えながらも、共に闘ってきた大切な仲間の背中を押してきたそんな彼らの笑顔の裏には様々な覚悟を背負い今を生きているのだと思う。松松も私も知らないたくさんの歴史がトラジャにはあるのだということを決して忘れてはいけないと思った。そんな中で5人体制となったトラジャに“もしも新しいメンバーを加えるなら誰がいいかな?”と考えた時に「ダンス技術の高い松松がパッと思い浮かんだ」と言ううみちゃん、松松加入が発表された湾岸公演で会場にいたファンに「松松はトラジャでいいよね!?ダメって言ったら俺が許さない!!」と計り知れない重圧に震える松松をかばってくれた宮近くん、松松が抱えきれないくらいたくさんの愛情を注いでくれる松松のママ如恵留くん、松松を優しく見守ってくれる頼れる松松のパパ閑也くん、松松?最初からいたじゃん?と言わんばかりに分け隔てなく接してくれるマイペースなしめちゃん、彼らの温かい優しさに触れて涙が溢れる。

私は松倉担以前に堂本光一さんのファンでもあり、あの光一さんから信頼されている松倉くんにできないことなんて何もないと本気で思っている。「無理して頑張れ」「下手でもいいからパッションを忘れるな」という光一さんの元で4年間、Show must go on精神で駆け抜けてきた松倉くんにできないことなんてあるわけないんですよ。そもそも伸び代が見込めない仕事のできない人材なら早々に切ってる。 同年代で4年も連続でSHOCKに出演し続けてるのは松倉くんだけです。SHOCKの公演中に足を踏み外して階段から落下した後、幕間で自分が犯したミスに大号泣してしまうほどひとつの仕事に責任感を持って真剣に取り組む真面目で直向きに頑張る姿勢が松倉くんのセールポイントだと私は思っている。その反面、他人から冗談で言われたようなちょっとしたことでも真に受けて考えすぎてしまいどんどん負のスパイラルと化するそのバカ真面目なところが彼の弱みでもあり、この仕事を続けていく上でネックになるんじゃないかなあとても心配している。

そんな時に元太くんだけじゃなくて同じ夢を抱えたトラジャのメンバーが彼の心の支えに、かけがえのない財産になったんじゃないかなあと思う。ファンの方に心から認めてもらうまではまだまだ長い年月がかかるかもしれないけど、松倉くんは必ず結果を出してくれる子だし、必ずトラジャをデビューへと導いてくれる子です。絶対に後悔させない。だから、願わくばどうか長い目で見守ってくれれば嬉しいです、と思うのは我儘かな。

トラジャの夢が絶対に叶いますように。